Azureでスナップショットの取得について(Azure Backup サービス)

オンプレミスの仮想環境ではスナップショットを使用して仮想マシンの状態を戻すことが出来ましたが、Azureでスナップショットは取れるのでしょうか。気になったので調べてみました。

やりたいこと

  • 仮想マシンを特定時点の状態に戻したい
  • IPなどネットワーク設定は変えたくない

コピー?キャプチャ?バックアップ?

「Azure スナップショット」で調べると 上記の3つの単語に辿り着きました。
それぞれ機能が異なるようです。どれがスナップショットに近いのでしょう。

Azure BackupサービスについてはMicrosoftのドキュメントに下記の記載がありました。やりたいことに近そうです。

Azure における仮想マシン バックアップの動作
Azure Backup サービスは、スケジュールされた時刻にバックアップ ジョブを開始し、バックアップ拡張機能をトリガーして特定時点のスナップショットを作成します。 このスナップショットは Volume Shadow Copy Service (VSS) と連携して作成されるため、シャットダウンせずに、仮想マシンに使用されているディスクの一貫したスナップショットを取得することができます。

Linux には VSS に相当するプラットフォームが存在しないため、Linux 仮想マシンに関しては、ファイル整合バックアップのみの対応となります。

Linuxの場合はスナップショットというよりかは、ポイントポイントの仮想マシンのバックアップが取得できるという感じのようです。
ここではAzure Backup サービスにフォーカスして、実際にバックアップを取得と復元を実施してみたいと思います。

Azure Backupサービスでバックアップの取得

私はubuntuのインスタンスをたてて試してみました。インスタンス更新後の状態をちゃんとバックアップできているか確認するためにLinuxを構築したら皆さん絶対に入れるであろうパッケージ cowsay をインストールしておきます。

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リソースグループ内に Recovery Service vault というリソースを作成します。
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ここからバックアップ対象の仮想マシンとポリシーを作成します。
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今回の対象はAzureのVirtual Machineです。
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ここではポリシーはデフォルトで次にすすみます。
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バックアップ対象のVirtual Machineを選択します。
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実際に即時バックアップしてみました。私の場合30分ほどかかりました。バックアップアイテム数を確認すると 1 となります。これを選択していき、[Restore VM] から仮想マシンを復元します。
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復元してみる

作成されたアイテムから復元してみます。
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すすめていくと仮想マシン名の入力を求められることから、別のインスタンスとして復元されることがわかります。この辺はVMwareのスナップショットとは違うところなのではないでしょうか。
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実際に復元してみましたが、結構時間かかりました。これはEast USリージョンを選択したこともあると思います。(30分~1時間弱)
ログインしてみまして、cowsayを実行します。
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cowayパッケージはインストール済みであることからバックアップ前の状態に復元できたことが確認できました。(実行内容に他意はありません。)

結果を顧みる

  • 稼働中の仮想マシンに対してバックアップ処理をしました
    また、その間私はsshクライアントから作業をしていましたが特に問題はありませんでした。サービス影響はないと思われますが、特定のポイントをバックアップする必要がある場合は更新処理は避けた方がよいでしょう。

  • 別インスタンスとしてたてられる(ネットワークIFが変更される)
    ネットワークIFが変更されれば当然IPアドレスが変更されます。IPアドレスが変更されれが都合が悪いことがたくさんでてきてしまいます。そのため全く同じ状態に戻すにはネットワークIFをデタッチし、復元した仮想マシンにアタッチし直すことで対応する必要があります。この作業の間はサービスを停止して作業することが望ましいと思われます。

ハマったことなど

せっかくなので一連のバックアップ、復元を実施した上で私がつまづいたところメモしておきます。

  • バックアップを設定するのに、対象の仮想マシンが選択できない
    実際にRecovery Serviceのリソースを作成したまではいいのですがバックアップ対象となる仮想マシンが一覧にでてこないため、バックアップそのものを設定できないのです。
    これはRecovery Serviceと同一リージョンの仮想マシンしか選択できないようになっていました。

  • 復元処理に失敗した
    ERROR MESSAGECore Count Subscription Quota has been reached.
    RECOMMENDED ACTIONContact Azure support to increase the limits.
    というメッセージが出力されました。これはサブスクリプションによってリージョン毎のコア数が定められており、この制限に達した旨のメッセージでした。
    しょぼいサブスクリプションなのかなーという小言は心の内に秘めておくことにし、今回は検証用のためなのでリージョンを変更することで対応しました。

最後に

いかがでしたでしょうか。今回バックアップは即日実行しましたがスケジューリングすることが可能です。
VMwareのスナップショット機能と大きく異なるのは、バックアップしたインスタンスに対して復元が行われるわけではなく、別インスタンスへと復元されるというところではないでしょうか。またネットワークを復元するにはオリジナルからネットワークIFを付け替える必要があるということを抑えておく必要があります。


Kentaro Morone

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